外宮│伊勢神宮.com

伊勢神宮.com 百二十五のお社をあわせて「神宮」すなわち「伊勢神宮」と呼びます。

伊勢神宮 外宮

伊勢神宮の外宮(げくう)とよばれる豊受大神宮は、三重県伊勢市豊川町にあります。
JR「伊勢市駅」から徒歩5分位のところにあり、内宮とは離れたところにありますが、外宮に参拝してから、内宮に参拝するのが古来からのならわしです。

外宮には、豊受大神(とようけのおおみかみ)がまつられています。
豊受大神は、天照大神の御饌都神(みけつかみ=食事を司る神)で、お米をはじめ五穀豊穣、衣食住のめぐみを与えるといわれる産業の守護神です。
豊受大神の「うけ」は、食物を意味します。

外宮は、内宮から500年ほど後の第21代雄略(ゆうりゃく)天皇の時代に、この地にうつされました。
雄略天皇の夢にでてきた天照大神のお告げによって、丹波国からうつされたそうです。
この地の前は、現在の京都の天橋立の辺りにあったそうです。
外宮にある、御饌殿(みけでん)では、神饌(しんせん)とよばれる神様のお供えをするお祭り(日別朝夕大御饌祭=ひごとあさゆうおおみけさい)が、朝夕2回毎日、一日も絶えることなく行われています。
お供えの調理には、毎朝火をおこし、その火を使って、忌火屋殿で調理されています。
外宮は、内宮とほぼ同じ作りですが、よくみると少し違うところもあるそうで、じっくり見比べてみるのも良いですね。
内宮と同じく、正殿の周りには、4重の垣根が張り巡らされており、南北の両御門の中にある宿衛屋では、一日中交代で神職が神様の近くでお使えしているそうです。

伊勢神宮 外宮について